アメリカ史上最悪の暴動が起きた実在の刑務所で撮影

本作では、実存する3つの拘置所と刑務所で撮影が行われている。中でも最も長時間使われたのは、1980年にアメリカ史上稀に見る凶悪な暴動の舞台となったオールド・メイン刑務所だ。この暴動では、33人の受刑者が殺害され、200人以上が負傷したと記録されているが、多くの遺体が混乱の最中に焼かれ、バラバラにされた為に実際の死者数は分かっていない。

北欧が誇るワイルドスター、ニコライ・コスター=ワルドーが主演

主演のジェイコブを演じるのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」で一躍脚光を浴び、『キング・オブ・エジプト』でハリウッドスターの仲間入りを果たした次世代のセクシー俳優ニコライ・コスター=ワルドー。そして、「POWER/パワー」主演のオマリ・ハードウィック、「ウォーキング・デッド」ショーン役のジョン・バーンサル、「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」主演のジェフリー・ドノヴァンといった全米大ヒットドラマで人気を獲得しているハードヴォイルド系俳優陣が脇を固めている。

本物のギャング、前科者、格闘技の猛者が多数集結!

『プリズン・サバイブ』(08未)、『オーバードライヴ』(13)などクライム・サスペンス映画の名手リック・ローマン・ウォーが監督を務めた本作は、今だかつて誰も見たことがないアメリカ刑務所の現実を我々に示している。エリートコースを歩み、順風満帆な人生を送っていた男が、ふとした事故で監獄に収容され、人生が一変する。収容された監獄は、殺し合いの抗争が渦巻き、看守ではなく囚人の暴力が支配する世界だった。この世界を生き抜く術はただ一つ、“殺られる前に殺る”。男は体を鍛え全身凶器と化して、熾烈な抗争に立ち向かう!

本物のギャング、前科者、格闘技の猛者が多数集結!

監獄の囚人たちを演じたのは、ボクシング、キックボクシング、レスリング、柔道、総合格闘技の猛者たち。更によりリアルに見せるため、エキストラには本物のギャングや多くの前科者らが集められ、迫力ある暴動のシーンが撮影された。

敏腕のファイナンシャル・エグゼクティブでエリートコースを歩んでいたジェイコブ(ニコライ・コスター=ワルドー)は、頭脳明晰、容姿端麗で愛する妻ケイト(レイク・ベル)や子どもに恵まれ、順風満帆な人生を送っていた。そんな幸せで満たされた人生を謳歌していた矢先、不注意で交通事故を起こし、同乗していた友人を死なせてしまう。過失致死容疑で逮捕されたジェイコブは、裁判をしても勝ち目がないのを知り、刑期を全うするため監獄に入る決心をする。

しかし、収容された監獄は、ギャング同士が殺し合いの抗争を繰り広げる暴力が支配する世界だった。新入りのジェイコブも受刑者から理不尽な暴力を受ける。“このままでは刑期を終える前に、殺られてしまう!”ジェイコブは、この酷薄無情の悪の世界で生き抜く術は“力こそが全てだ”と悟り、体を鍛え上げ全身凶器と化していく。そして頭脳を駆使して熾烈な抗争をくぐり抜け、監獄内のギャングのトップに上り詰める。

釈放後、マネーとして生まれ変わった彼は、妻子の命と引き換えに南カリフォルニアで大きな犯罪を仕切るよう白人ギャング組織“アーリアン・ブラザーフッド”のボス、ビースト(ホルト・マッキャラニー)に強要される。男は生き残るため、そして妻子の命を守るため、人生最大の賭けに出る!!

オマリ・ハードウィック(カッチャー)

1974年生まれ、ジョージア州出身。ハードウィックはマシュー・ヴォーンの『キック・アス』(10)、アンドリュー・デイヴィスの『守護神』(06)、ジョー・カーナハンの『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』(10)など多数の映画に出演している。魅惑的なニューヨークのクラブシーンと残忍な麻薬取引という2つの別世界を舞台にした主演TVドラマ「POWER/パワー」は全米で記録的な視聴率を叩き出した。才能豊かな演技で観客を魅了し続けている。

ベンジャミン・ブラッド(サンチェス)

1963年生まれ、カリフォルニア州出身。人気ドラマ「LAW & ORDER ロー&オーダー」のシーズン6~9においてレイ・カーティス役を演じ、そのエキゾチックなルックスで絶大な人気を集め、1999年度エミー賞助演男優賞ドラマシリーズ部門にもノミネートされた。また、『デンジャラス・ビューティー』(01)、『キャットウーマン』(04)、『ドクター・ストレンジ』(17)などハリウッド大作映画に多く出演するほか、『くもりときどきミートボール』(09)、『怪盗グルーのミニオン危機一発』(13)など声優としても活躍している。

ジョン・バーンサル(ショットガン)

大学に在学中、ロシアの格式ある劇団モスクワ芸術座で演技を学び、『ワールド・トレード・センター』(06)で初めて大きな役についた。世界的大ヒットTVドラマ「ウォーキング・デッド」シリーズでは、ゾンビの襲撃から生き残る主要キャラクター、シェーン・ウォルシュ役に抜擢され、その名を世に広めた。近年の出演作に、ベン・アフレックの弟役を演じた『ザ・コンサルタント』(17)や、エドガー・ライト監督最新作『ベイビー・ドライバー』(17)、トム・ホランドと共演した『Pilgrimage(原題)』(17未)などがある。リック・ローマン・ウォー監督作品への出演は、『オーバードライヴ』(13)に続き2作目。

エモリー・コーエン(ハウイ)

ハリウッドの新進俳優の呼び声が高い。ブラッドリー・クーパーの息子役を演じた『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』(12)で注目を集めると、アカデミー賞3部門にノミネートされたロマンス映画『ブルックリン』(15)で主人公が恋に落ちる紳士的な男性を演じ、世界中を魅了した。近年の出演作にブラッド・ピット主演のNetflix作品『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』(17)や、ゾーイ・クラヴィッツ、エミール・ハーシュ出演の『ロキシー』(17)がある。

ホルト・マッキャラニー(ビースト)

1964年生まれ、ニューヨーク州出身。「CSI:マイアミ」や『ファイト・クラブ』の出演で知られている。近年の出演作は、ジョシュ・ブローリン主演の『L.A. ギャング ストーリー』(13)、クリント・イーストウッド監督作品『ハドソン川の奇跡』(16)、トム・クルーズ主演の『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(16)など。

ジェフリー・ドノヴァン(ボトルズ)

TVシリーズ「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」で突然解雇された元スパイを演じ、全米で人気を集め7シーズンにわたり主演を務めている。主な映画出演作に、クリント・イーストウッド監督作『J・エドガー』(11)や、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作『ボーダーライン』(15)など。

ニコライ・コスター=ワルドー(ジェイコブ)

TVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズでジェイミー・ラニスター役を演じ人気を博している。デンマークで俳優としてのキャリアを積み、『モルグ』(94)で映画デビュー。本作はデンマーク国内で94年度興行収入第1位を記録し、後に『ナイトウォッチ』(97)としてハリウッドリメイクされた。その後、リドリー・スコット監督作『ブラックホーク・ダウン』(01)でハリウッドデビュー。近年では、トム・クルーズ主演『オブリビオン』(13)、ゆがんだ母性愛を持つ霊の狂気を描いた新感覚ホラー『MAMA』(13)、』『真夜中のゆりかご』(14)、『キング・オブ・エジプト』(16)など。

スタッフ

これがアメリカ刑務所の現実だ!

「刑務所とそこを牛耳るギャングの実態を把握するため、カリフォルニアのボランティア仮釈放監察官として潜入取材を行いました。単なるリサーチとして始まった取材が、次々と暴力的な世界への扉が開かれ、結果的に2年間におよぶ長い探求になりました。『ブラッド・スローン』は刑務所ギャングたちと、塀の中では彼らを守り、塀の外では彼らを追い詰める法の番人たちをリアルな視点で描いたエンタテインメント作品です。」

■ 監督プロフィール

帰還後にPTSDに悩まされるふたりのアメリカ陸軍特殊部隊兵士を追うドキュメンタリー『That Which I Love Destroys Me(原題)』を監督&製作し、批評家に激賞された。長編映画では、刑務所が舞台のドラマ『プリズン・サバイブ』(08未)、アメリカの厳しい受刑者の減刑制度を鋭い視線で描くスリラー『オーバードライヴ』(13)などクライム・サスペンス映画の名手として呼び声が高い。